今日は、『時の記念日』だそうです。
1920年、日本国民に
『「時間」をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」』と呼びかけ、「時間」の大切さを尊重する意識を広めようと、東京天文台(現在の国立天文台)と文部省の外郭団体である財団法人生活改善同盟会によって制定された記念日です。
現在は、定刻厳守を尊重することが日本人の国民性と言われていますが、それ以前は意外にも「時間」にはルーズだったことが伺い知れますね。
6月10日に制定されたのは、古くは日本書紀に、天智天皇十年四月辛卯条(天智天皇10年4月25日 即ちグレゴリオ暦671年6月10日)に、日本初の時計(当時の時計は水時計だった)が鐘を打ったことに由来すると言われています。
ところでこの「時間」…
人によってその感覚が大きくずれていると思ったことはありませんか?
待ち合わせの時間に遅れてくる人は、たいていいつも決まっていますよね(笑)
逆に、1時間前にはその場所に到着していないと気が済まない人もいたりします。
また、セミナーや講演会の開始時間が1分遅れたことでイライラしてる人がいたり…
私は『1時』という“時刻に対する概念”が、人によって異なることに気がつきました。
そういう言い方をすると怒る人がいるのも面白い(笑笑)
「1時と言えば1時だろ!1時以外のなにものでもない!1時に対する概念が違うとはどういうことだ!」…この人にとっての「1時」とは「1時1分」でもなければ、「12時59分」でもないのです。
片や、「12時50分から1時10分まで」なら「1時」と考える人がいるのも事実です。
もっと面白い(ひどい?)のは、「1時」と言ってるのに、「あぁ、お昼頃ね」と言いながら昼ごはんのことに思いを馳せちゃう人がいたりする訳です(笑)
そう言えば、今年の正月元旦に、1年6ヶ月ぶりとなる「うるう秒」の調整が行われました。
平成29年(2017年)1月1日(日)午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に、「午前8時59分60秒」が挿入されました。
IT時代が急速に進化を続け、秒単位の正確な「時間」が追求される中、私たち生身の人間の感覚は千差万別のようです。
「大雑把過ぎていい加減!」とか「キッチリし過ぎて息苦しい…」と感じてしまうすぐそばにいる「自分以外の人」を、あなたは許せますか?
この記事へのコメントはありません。