今日は二十四節気の「大暑」。
このところ激しい暑さが続いていた東京。一年中で一番暑い頃と言われている「大暑」の今日、何日振りかの涼しい日を迎えているのも何だか皮肉なものですね。
天明7年(1787年)に書かれた暦に関する解説書「暦便覧」では、「大暑」を「暑気いたりつまりたるゆえんなれば也」と表現しています。
「小暑」と「大暑」の1ヶ月間が【暑中】で、暑中見舞いはこの期間内に送ります。
「大暑」と「大寒」とは、互いに半年後・半年前で、「小暑」と「小寒」も同じ関係になります。
地球から見て、太陽が1年間に通る道(黄道:こうどう)を、15度毎に24等分にして季節の名前を決めたもので、太陰太陽暦(旧暦)で季節を表すために用いられていました。
黄道を「夏至」と「冬至」で2等分する『二至(にし)』。
それをさらに「春分」と「秋分」で分けて4等分にする『二分(にぶん)』。
4等分にしたそれぞれの中間を「立春」・「立夏」・「立秋」・「立冬」の『四立(しりゅう)』で8等分にする『八節(はっせつ)』。
これをさらに15日づつ3等分にして“二十四節気”…ということになります。
『四立』の前18日間が“土用”となりますが、夏の土用は正にこの「大暑」を含む、猛烈な暑さの時期ということになりますね。
皆さんがよくご存知の《土用の丑の日》は、今年の場合、7月25日と8月6日の2回やって来ます。
今年はウナギを2回食べて元気をつけ、異常気象とも言えるこの暑さを乗り切りましょう!
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