本日、12月3日は、一、二、三(ひ、ふ、み)と数字が並ぶことから、〝ひふみん〟こと元プロ棋士の加藤一二三 九段が久々にメディアを賑わせていました。
先月「胆石性急性胆のう炎」で緊急入院され心配されていましたが、この日はあの何とも愛くるしい〝ひふみんスマイルで〟で視聴者を安心させてくれました。
その加藤一二三 九段が久しぶりにメディアの前に登場した理由は、ご自身が監修され、この日に発売された『加藤一二三 日めくりカレンダー~よろこんでいきる まいにちひふみん~』のPRのためでした。
そう…少々前置きが長くなりましたが、今日12月3日は『カレンダーの日』なんです。
今日はその『カレンダーの日』について書きたいと思います。
ひと月前のブログに書かせて頂いたように、日本で現在使用している太陽暦・グレゴリオ暦)が採用されたのは1872年(明治5年)のこと。
時の政府は、同年11月9日、「来る12月3日を新暦(太陽暦・グレゴリオ暦)の明治6年1月1日とする」と発表しました。
それまで太陰太陽暦ですべてが動いていたのに、わずか23日後から暦が変わることになり、その混乱ぶりは想像以上のものだったと思われます。
これは、明治維新以後逼迫していた政府財政の回復効果を狙ったもので、閏月を含む2ヶ月分の人件費の削減という、現代では考えられない大胆な施策でした。
しかし、この改暦は、太陽暦(グレゴリオ暦)を採用している諸外国と外交上で足並みをそろえるため、そして日本が文明国家に仲間入りしたことを海外に広くアピールするための施行でもあり、その後の日本が文明国家として大きな成長を遂げたのは、言うまでもありません。
このように「12月3日」は正に明治改暦の初日であり、現在まで続く日本国発展のきっかけになった日と言えます。
この史実に基づき、昭和63年(1988年)カレンダーの業界団体である全国団扇扇子カレンダー協議会および全国カレンダー出版協同組合連合会によって「12月3日」が「カレンダーの日」として制定されました。
平成23年(2011年)8月には、日本記念日協会より記念日として正式登録されています。
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