『父子』。

もうじき誕生日を迎える息子と、初めて2人で飲んだ。
いわゆる「男同志のサシ」っていうやつだ。

 

25年前の8月。
女の子2人に続く3番目の赤ん坊が、念願の「男の子」だと知らされた瞬間の感激は今でも忘れられない。
真夏の太陽が容赦なく照りつけるなか、ダラダラ流れ落ちる汗の下でトリハダが立つのがわかった。

あの瞬間からもう四半世紀…
早いもんだ…

 

オヤジと息子の初のサシ飲み。まずは生ビールで乾杯。
知らないうちに、酒なんか飲むようになりやがって(笑)

焼き鳥と煮込みで、あっという間に2人ともジョッキ3杯が空に…

ん?、ヤツは日本酒を頼みやがった。いつの間にそんなものを飲むようになったんだぁ?
こっちの生ビールのピッチも、ますます加速度を増していく。

普段滅多に会話することがない反動からか、お互いにいろんなことを話した。
なるべく説教じみないようにと慎重に言葉を選ぶ訳だが..

なにぃ?来年結婚したいだとぉ?
(彼女がいたのか?)

なにぃ?そろそろ転職したいだとぉ?
(辞めてどうすんだ?)

…そう言えばお前の目の前にいるオヤジも、25歳の時結婚したんだっけなぁ(笑)

…そう言えばお前の目の前にいるオヤジも、結婚して半年後に転職したんだっけなぁ(笑)

体格も気性も風貌も全く違ってるのに、やっぱり父子なのかねぇ?
血は争えないとはよく言ったもんだ。

頑張っていい大学出て、頑張って第一志望の有名企業に入って、入社3年目で結婚して転職したいだとぉ?…オヤジが歩んだ道と全く同じ道を歩もうとしていやがる。

不思議なもんだなぁ(笑笑)
息子の言うことに、反対するわけにはいかないオヤジがそこにいた。がはは…

ま、とにかく倖せになれ。
大した力にはなれないけど、応援してるぞー!

次回のサシ飲みを約束して飲み終わる頃、時計は午前0時を回っていた…。

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