『勝敗と運気(リズム)』。
昨日15日、ボクシングのWBC世界バンタム級王者の山中慎介選手が、同級1位のルイス・ネリ選手との13度目の防衛戦に臨みましたが、4ラウンドTKOで敗れ、具志堅用高が持つ世界タイトル13度連続防衛の日本記録には、残念ながら並ぶことができませんでした。
山中選手…実は私は戦前から“負ける”と公言していました。何故ならば、対戦相手のルイス・ネリの運気(リズム)の方が優っていたからです。
タイトルマッチに出場するような選手は正に実力伯仲。
勝負の分かれ目は「勝ちに対する執念」とか、「相手を研究し尽くしたかどうか」などと言われていますが、私はその選手の「運気(リズム)」が大きく作用しているのではないかと思っています。
去年のリオデジャネイロ・オリンピックや、先日行われた世界陸上でも日本人メダリストの運気(リズム)を調べてみると、トリハダが立つようなデータが並びます。
正に勝つべくして勝つ、と言ったところでしょうか?
私は、経営者の方々とお話する機会が非常に多いのですが、話題のトップは正に「運気(リズム)」!
新しく支店をオープンしたいが、その時期は?…事業拡大のタイミングとして「今」はいかがなものだろう?…ある人を採用したいが、彼は幸運をもたらしてくれるだろうか?…
企業や組織のリーダーと呼ばれる人たちが、その「運気(リズム)」を意識されていることがよくわかります。
トップは孤独なもの、どんなに力強く見えていても、どんなに堅実に見えても、やはり最後にちょこっと背中を押してくれる「心のよすが」が大切なんでしょうね(^^)
スポーツと経営は関係ないかも知れません。しかしながら、どこか結びつくような気がしてなりません。
これから勝てる人材を採用したい、自分自身が勝てる時期に事業拡大したい…経営者なら当たり前の考え方ですよね。
山中慎介選手の今年の運気(リズム)は、ISD個性心理学で言うところの【活動】…『新しく何かをスタートする年』なんですよ(^^)
プロデビュー以来、負け知らずの王者が、初めて味わった挫折。
「一度でも負けたら引退する」と公言していた山中選手だけに、今日開かれた会見で何を語るのか注目されていましたが、「もう少し考えたい」と自身の進退については保留しました。
王座奪還に向けて再スタートを切るのか、はたまた新たな人生をスタートさせるのか…山中選手の今後に注目していきたいと思います。
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