今日は『節分』です。
季節を分ける日は1年間に4回あり、春夏秋冬それぞれに始まりの日が決められています。
皆さんご存知の「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のいわゆる『四立』と呼ばれている日がそれに当たります。
その『四立』の前約18日間のことを土用と呼び、その土用の最終日即ち『四立』の前日のことを《節分》と呼んでいます。
つまり『節分』は、春夏秋冬それぞれが始まる前日のことを言い、年に4回あるわけです。
その中でも特に「立春」は、冬から春になる時期として1年の境目と考え、新年を迎えるのと同じくらい大事な日として特に重要視されてきました。
そして、季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、1,300年もの昔から、豆(魔滅)をまいて鬼を追い払う行事として庶民にも定着していきました。
立春はその年によって変わるので、節分もそれにあわせて変わります。今年2018年の節分は、本日2月3日(土)ということになります。
また、最近では豆まきと並んで多くの皆さんが口にする「恵方巻」。
恵方巻きの「恵方」とは、その年の福を司る神様、歳徳神(としとくじん)のいる方角のことを言います。
恵方巻きの起源は諸説あり、江戸時代から明治時代にかけて、大阪の花街で商人が芸遊びをしながら商売繁盛を願って食べたのが始まりという説がよく知られています。
そのころは「恵方巻」という名前ではなく「太巻寿司」や「丸かぶり寿司」と呼ばれていたとのこと。
関西地方の一部で続いていた習慣ですが、平成元年に広島にある大手コンビニチェーンのとある一店舗が縁起のいい習慣として紹介したところ、口伝いに県内に広がったのがきっかけのようです。時を経て平成10年にそのコンビニチェーンが「丸かぶり寿司 恵方巻」という名前で全国販売したことで「恵方巻」という名前、習慣が日本各地へ広まったと言われています。
商売繁盛を願って食べたのが始まりの恵方巻きですが、恵方を向いて一本まるごと食べることで、無病息災や商売繁昌の運を“一気に頂く”ということ意味しているようで、途中で止めると「運を逃す」とも言われています。
2018年の恵方は「南南東」…
どうぞ皆さん、健康で幸せを願う習慣で、恵方巻をノドに詰まらせたりしないようご注意を!
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