宇宙からのお年玉

新しい年の幕開け、皆さんいかがお過ごしですか。

東京の元日はこれ以上ないような快晴で、「初日の出」が本当に鮮やかでした。
初日の出には言いようもないパワーがありますね。
地平線から少しずつ昇ってくる太陽に、思わず私も神々しい気持ちで手を合わせました。

そんな平成30年のスタートですが、「初日の出」の他にもう一つ、新年早々宇宙からのプレゼントが私たちにやって来ます。
それは太陽ならぬ、“月からの祝福”とも言える、今月2回起こるミラクル現象です。

  • その①…1月2日の『スーパームーン』
  • その②…1月31日の『ブルームーン&皆既月食』

その① スーパームーン

まず、今日見られる「スーパームーン」は、「2018年最大の満月」です。

「スーパームーン」とは、以前にもこのブログでお話ししたように、月が地球の周りを「楕円」を描いて公転していることで起きる現象で、月が地球に最接近した時の満月もしくは新月のことを言います。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の発表によれば、最も遠くにある時の満月より14%も大きく、30%も明るいとか。
真ん丸な「正円」であれば、月と地球の距離は常に一定ですよね。
前回スーパームーンを観察できた昨年2017年12月4日よりも、さらに月が地球に接近するとのことで、これだけでも有難くて思わず拝みたくなってしまいます。

その② ブルームーン&皆既月食

そしてもう一つ!
今年の1月には満月が2回来てくれるんです。
ひと月の間に満月が2回ある場合、その満月を「ブルームーン(Blue Moon)」と、特別な呼び方で表しています。
「ブルームーン」とは、文字通り月が青く見える(隕石の落下時に発生するガスや塵などの化学物質の影響)ことからそう呼ばれていますが、二度の満月を表す「Double Moon(ダブルムーン)」が変化して「Blue Moon」になったという説もあるそうです。
いずれにしてもこうした現象は 極めて珍しい現象であることから「once in a blue moon」といったように、「めったにない」「ごく稀な」ことを表す言い回しとして「Blue Monn」が使われるようになったそうです。とてもロマンティックなフレーズだけに曲のタイトルや歌詞なんかでもよく引用されていますよね。

余談ですが、この「ごく稀な」を象徴するように、「once in a blue moon」というキーワードをGooleで検索すると「1.16699016 × 10-8 ヘルツ」という謎の数字がでてきます。
なんの数字かさっぱりわかりませんが、1ヘルツというのは1秒間に1回の周波数・振動数のことですから、「1.16699016 × 10のマイナス8乗ヘルツ」は非常にゆっくりとした周期であることだけはわかります。
そう、実はこれブルームーンの周期を表した数字なんです。
ちなみにこの「once in a blue moon」の後に「*○ years」と続けて入力して検索すると(○は任意の数字)、○年間でブルームーンが何回見られるかという数字がはじき出されます。
ひとつのキーワードにこんな謎解きを仕掛けるなんて、Googleの遊び心は粋ですね!

余談が長くなりました(^^)本題に戻ります。

そんな1月31日の「ブルームーン」は、何と“皆既月食”なんですよ!
しかも、日本全国で見られるというのですから、是非今から楽しみにしていて下さい。
ブルームーンはその珍しさからか「見ると幸せになる」とも言われていますので、この機会を見逃さないでくださいね!
21:51頃から1時間以上、欠け始めから終わりまで、「ブルームーン」ならず赤銅色の月を観察することができるそうですよ。

2018年のキーワードは「変化」

今年のキーワードは『変化』です。
年頭から、普段とは違う現象が起きる平成30年は、宇宙そのものが『変化』を具現化して私たちに見せてくれるような気がしてなりません。

太陽と月…その次は地球でしょうか?
役者は揃っています。
今年が楽しみです。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Copyright 2024 Toshiaki Ichimen